2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧
『異常快楽殺人』角川ホラー文庫 著者 平山夢明 怪物となった人々の不幸で残酷な人生を描く 殺人は人が犯してはならない最も重大な罪の一つです。しかし、歴史上には何十・何百もの殺人を犯した“怪物”たちがいます。その実態を知れば「人はここまで残忍にな…
『青の炎』角川文庫 著者:貴志祐介 殺人というものを17歳の犯人の視点から見つめる 貴志祐介さんのミステリーで、Amazonのレビューが多く評価も高いので有名な人気作であるようですが、お気に入りの一冊なので改めて紹介させていただきます。僕は見たことは…
『異端の数ゼロ』ハヤカワ文庫 著者:チャールズ・サイフェ 文明を揺さぶり続けてきたゼロ ゼロがもたらす無と無限大は、人間を悩ませ文明を揺さぶり続けてしました。数学、哲学、宗教、天文学、そして物理学、あらゆる場面で恐れられ拒絶され危険視された概…
『宇宙からの帰還』中公文庫 著者:立花隆 宇宙飛行士たちの衝撃に満ちた内的体験を鮮やかに描いた本 有史以来、人類にとって宇宙とは、残されたフロンティアという以上の、聖域とも呼ぶべき特別な場所であり続けたことでしょう。ニュートン以前の時代には、…
『哲学思考トレーニング』ちくま新書 著者:伊勢田哲治 「屁理屈や詭弁、権威に騙されずに世の中にあふれる様々な主張を考えるための本」 科学哲学・倫理学の専門家である著者が、クリティカルシンキングの方法を具体例を交えながら筋道立てて述べています。…
『容疑者xの献身』文春文庫 著者:東野圭吾 「ただ、あなたに幸せになってほしい」哀しいまでの献身 第134回直木賞受賞作。東野圭吾さんのガリレオシリーズは天才物理学者湯川学が難事件を科学的アプローチによって次々と解決していく人気シリーズで、ドラマ…
出典:Cliff 『零式戦闘機』新潮文庫 著者:吉村昭 太平洋戦争開戦前から、何年にも渡って圧倒的戦果を収め続けた零戦の開発そして盛衰を描いた本 零戦は日本海軍が生んだ当時最高の戦闘機として有名ですね。「永遠の0」や「風立ちぬ」などのヒットした映画…
『宇宙は本当にひとつなのか』ブルーバックス 著者:村山斉 最新宇宙論のエッセンスが盛り込まれた本 暗黒物質、暗黒エネルギー、宇宙の大規模構造、多次元宇宙、異次元。実験や観測から次々と生まれる謎を解くと、解いた謎より多くの謎が行く手を阻む。つい…
出典:Nelo Hotsuma 『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』中公文庫 著者:戸部良一、寺本義也、鎌田伸一、松之尾孝生、松井友秀、野中郁次郎 大東亜戦争における敗北を組織としての日本軍の失敗として捉え直し、現代の組織の教訓として活用することを目的と…
自己紹介 初めまして、yutoと申します。 工学部の学生で、都内で一人暮らしをしています。 趣味はサッカー、読書、そして野球観戦(ホークスファン)で、料理がちょっと得意です。 読書記録そして日記として、このブログを開設することにしました。 読書につ…